サルスベリの花
暑い。
暑い上に全く雨が降らず、毎日水やりしても足りないのか、ヤマボウシの葉が枯れ落ちてきている。
毎日夕方にたっぷり雨が降ってくれれば、と自然相手についつい勝手なことを考えてしまう。
連日35度を超える猛暑日の中、サルスベリの花は元気に咲いている。
本音を言うと、サルスベリはあまり好きではない。
毎年うどんこ病にかかるし、花後は毛虫が大量発生する。
猿が滑るという名前の由来のつるっとした木肌も、奔放な樹形も、ド派手なピンクの花色もどうも好きになれない。
何年も前から抜根して、違う落葉樹を植えたいと思っているのだが、病気にならず、害虫もつかず、夏の西日も平気で、剪定いらず、なんて都合の良い落葉樹は探してもないのだった。
可愛いクマバチ。
せわしなく花から花へ飛び回っているので、ピントのあった写真が一枚も撮れず。
暑い中ひっきりなしにやって来ては、蜜を集めるのに夢中になっている。
そんなに気に入って貰えたのなら、抜根するのは止めにしようか。